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さて、地震発生当時に比べれば、ライフラインも復旧しつつあると思いますが、避難所や仮設住宅での長期生活を余儀なくされている方々の精神的なストレスも限界であるとお察しします。 生活の場、そして仕事の場が突如として奪われ、被災された方々の多くはこれからどのようにして生きていけばよいのか悩まれていることと存じます。この問題を解決することが最重要と考えております。 発生から半年が経過した現在でも、農業のみならず、様々な面で具体的な復旧の目処が立っていないのが実情ではないでしょうか。 当社は、水耕栽培プラントのパイオニアとして50年近く実績があり、水気耕栽培ハイポニカというブランド名で今なお業界をリードしております。その実績やノウハウを生かし、被災地の皆さまの一日も早い復興のために何が出来るのかを考え、震災発生後から活動を続けております。
当社は、被災した農地を脱塩などの方法で時間と費用をかけて単に元の状態に戻すことにあまり意味は無いと考えています。瓦礫撤去や最低限の整地は要るものの、ハイポニカ栽培では、露地栽培の3~5分の1程度の少ない面積でも同等量の野菜の収穫が可能です。すなわち、露地栽培に比べて単位面積あたりの収穫量も増える、回転率も上がるため、運営しやすく、雇用の確保も実現できます。
申し上げるまでも無いですが、現在の日本の農業は、従事者の高齢化、後継者不足、重労働、輸入品との価格差、低利益、食糧自給率の低下など、さまざまな問題があります。 今の日本の農業の根本からの改新の必要性を感じています。 瓦礫、塩害などにより栽培ができなくなってしまった「土」から離れ、今までの常識にとらわれない新たな農業は、必ずや震災復興の旗頭となり、日本の農業改革のきっかけと成り得るでしょう。 ハイポニカ栽培は、露地栽培のように土づくりなどの特殊技術や重労働は必要ありません。よって高齢者、障害者、震災で負傷された方、また失業中の農業未経験の方による栽培も可能です。そのための栽培研修やマニュアルも充実させております。
また、土質に影響されない栽培方法で、「安全・安心・おいしい・新鮮」な野菜ができます。栄養価や糖度も高い高品質野菜が収穫でき、他の野菜と差別化することで、高収入・高収益農業も可能です。 そのために、現在計画中ですが、当社は栽培設備を販売するだけでなく、継続永続的に技術指導、管理、保守、そして作付け指導から販売、経営指導に至るまでの全般を全てにわたるサポート体制の関係を続けるシステムの構築により、安心して農業事業に参入頂けるとように考えております。生産者と販売者の橋渡しの流通まで携わる計画を進めています。これは当社にとって大きなリスクを負うことになり、覚悟も必要です。それゆえ、今までどのメーカーも携わらない領域と言えます。いくつか条件はありますが、"ハイポニカ標準設備"を導入頂き、当社の指導、マニュアルに沿っていただけるユーザー様に対して、その生産野菜の流通まで関与することで、儲かる農業のお手伝いが可能と考えております。 実際、多くの農業従事者は栽培のプロであっても、販売(営業)は素人という方が多いのが現実でしょう。当社が商流のお手伝いすることで、生産者は天候や時期による市場価格の変動を気にすることなく、安心して栽培に集中していただくことができます。
一方、厚労省の「障がい者雇用促進法」に基づき、企業での障がい者雇用が増えています。障害の度合いも関係しますが、ハイポニカ栽培は土耕に比べても軽労働、軽作業で障害のある方でもできる作業があります。また、障がい者雇用そのものが難しい業種の場合は、農業事業に新規参入することで可能になります。実際、子会社や新事業部でハイポニカを導入され、障がい者雇用を促進されている実績もあります。障がい者雇用促進のための提案書も作成しております。ご興味のある方はリンクページよりご請求いただければと存じます。
いろいろ申し上げましたが、当社は単に優れた農業用ハイポニカプラントを供給するだけでなく、被災された方々はもとより、高齢者、障害者の雇用の確保、安全・安心な農業の革新、食糧自給率アップ、そして私たちの祖国・日本のために企業責任を全うする所存です。
- 協和株式会社
- 代表取締役 社長
- 野澤 重晴


