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温室の高温対策に塗料!? 塗布型遮熱剤・遮光剤とは

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はじめに…

暑くなる時期が前倒しになり、涼しい季節が短い昨今。昔に比べると温室栽培の高温障害に悩まされているという声をよく聞くようになりました。

弊社でもゴールデンウィークを過ぎた頃からレタスの徒長が始まる始末…。

そこで今回は、シーズンに合わせて遮光率をカスタマイズできる「遮熱剤・遮光剤」について紹介します。

温室の高温対策に悩まれている方、必見です!

遮熱剤・遮光剤とは

温室の屋根に外側から散布し、遮光率を下げ温室内温度を下げることを目的とした塗料です。通常の塗料と違い雨や気象条件によって2~6ヶ月ほどで自然剥離するように調整されている特徴があります。

遮熱剤と遮光剤の違い

遮光剤と遮熱剤の違いは太陽光自体を遮って温度を下げるか、太陽光の中の熱線を主に遮って温度を下げるかの違いです。

遮熱剤はハウスの高温の原因となる近赤外線(熱線)を主に遮断することで、植物への悪影響少なく植物自体の温度を下げることができます。そのため徒長や生長不良、果実異常といった症状が出にくく、日射量の要求が多い作物や収量を確保したい人におすすめです。

遮光剤は光全般を遮断し、温室の温度を下げます。日射量の要求が少ない作物や費用をなるべく抑えたいという人におすすめです。

メリット

遮光ネットに比べてシーズン以外の保管場所に困らず、濃度により遮熱率・遮光率を調整できるメリットがあります。また、ほとんどの商品は雨により2~4ヶ月ほどかけて徐々に落ちていくので、片付ける手間が少ないこともメリットの一つです。

使い方

原液を想定する遮光率の濃度まで薄め、農薬散布ノズルやドローンを使って温室の屋根に直接吹きかけて使用します。(できるだけムラがないように均一に塗付する)

温室表面がよく乾いた、雨が降らない日が数日続く期間に散布してください。

温室内に遮光カーテンがある場合は、植物にちょうど良い濃度で塗布し、気温が上がり過ぎる時のみ遮光カーテンを閉めるといった併用をおすすめします。

営農現場で実践されているおすすめの使用パターン

遮熱剤・遮光剤は濃度により遮熱率・遮光率を調節することができます。

一般的には薄く塗布すると雨で流れやすく、濃く塗布すると長持ちする傾向にあります。

地域や植物、商品にもよるので営農現場で実践している例をご紹介します。

使用例1)
果菜類の場合、4月末ごろに35%遮光ができる程度に塗付し、自然剥離を想定しつつ9月までの効果継続を狙う。

使用例2)
3月~5月ごろは遮光率15%ほどで塗布し初期の高温障害の対策。さらに梅雨明けに遮光率25%ほどの濃度で塗布し、7、8月ごろに遮光率30%前後になるように追加で塗布し、10月ごろには自然剝離でほとんど落ちることを狙う。

1年目は濃度を調節し、栽培している地域や作物にちょうど良いラインを探っていくのをおすすめします。

塗料残りや急速な気温低下には除去剤

それぞれの製品には専用の除去剤も販売されています。10月以降、ほとんどは自然剥離したが少し残っている、急激に気温が低くなったため日射量が必要になったという場合には遮熱剤・遮光剤を塗布した要領で同じようにまくとしっかり塗料を落とすことができます。

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遮光剤

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まとめ|温室の高温対策は「事前準備」が成功のカギ

  • 温室の高温対策は収量・品質を大きく左右する
  • 遮熱剤で温度を抑え、遮光剤で日射を調整すれば効果的に対策可能
  • 需要が集中する前に、今の時期からの予約購入が安心

今年の夏も暑さが予想されます。

収益を守るために、ぜひ早めにご準備ください。

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